「目先」、に惑わされるな。
屋外広告ってのは、とかく広告媒体の中でも下に見られがちなんです。
実際日本でも目に付くのは消費者金融のビルボードばかり。規制が始まるちょっと前まではタバコの広告ばかりでした。スポンサーもあまり屋外広告に魅力を感じませんし、広告代理店のクリエイティブにとっても、あまりセクシーな媒体ではないんです。もちろん代理店営業からするとテレビに比べて「目先」の粗利はたかが知れているし。
だから、というわけでもないんでしょうが、ゲリラ広告を除く屋外広告ってのは、どうにもアイデアに欠けていると思いませんか?
で、こちらの広告。ブランドは、シミ取り洗剤のアリエールです。
車と看板の距離を利用した視覚トリックなのですが、どうなっているか分かりますよね。実に簡単な仕組みでして、シミのように見える黒い点は、看板よりも遥かに手前に設置されているのです。だから、遠くから見ているとシミがYシャツについているように見えるのですが、近づくに連れて(=見ている角度が変わっていくから)、シミがYシャツから離れていくんです。
他に見るものなど何にもない、こういった平原での演出。いいアイデアだと思います(しかも媒体料はかなり安いはずです)。
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