こっちも、でっかい広告。
昨日、「でっかい広告(A Big Ad)」 でご紹介したCMに、スケール感とキャストの数でかなり似ているものを追加で2本ご紹介します。どこからどこまでが合成なのかはさっぱり分かりませんが、こういったテクニックってのが流行り出すとディレクターという人種は必ず一度試してみたくなるわけで、なんとなく似た感じのCMが同じ時期にいくつも流れたりするんですね。ちなみに大概新しいSFXとかテクニックというのは映画業界から伝播されていきます。もしかするとこの手の「でかい広告」はマトリックスの影響かも。故黒澤監督のように本当にキャストを数百人使うなんてことは予算的に滅多にできませんからね。
で、1本目はこちら。声はフランス語だし、スーパーは英語だし、それでいてちょっと長いから訳すのはご容赦。でも、映像だけでなんとなく分かると思います。ちなみにCanalって映画チャンネルのCMです。最後のテロップだけ訳しておきますね。「映画は観られて何ぼ」(意訳です...はい。つまり言葉だけでは伝えられないことがある、と言っているんだと思います)。
2本目はLynxという男性用香水のブランドのコマーシャル。このブランド、むかしから徹底して同じノリの広告を打ち続けています。この香水の一吹きで女性が続々と寄ってくるってのがストーリーの常。でも今回は半端じゃないスケールに仕上げているのです。しかも、先日ご紹介した似たようなブランド・ベネフィットをうたっている競合ブランドのAXE(CGM という記事)の広告のチープさが余計に目立ちますね。
【追記】
実はLynxもAXEも同じ商品だったんですね。国によってブランド名が違っていたようです。面目ねぇ~。
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