ノアの箱舟のCM - M&Aされる前に
こちらのテレビコマーシャルは2003年とちょっと古いのですが、その狙いがあまり見かけないパターンなのでご紹介しておきます。
まずはテレビコマーシャルをご覧くださいな。
このCMは広告主のSt. Paul(セイント・ポール)という保険会社がこのブログでもお馴染みのTravelers Insurance(トラベラーズ・インショーアランス)に吸収される前に流したもの(2004年にSt. Paul Travelers という会社になった)。
ノアが必死になってありとあらゆる生命を箱舟に乗せるのですが、ついうっかり、ペアのうちの一つを殺してしまいます。
"No one ever said keeping a promise is easy"=「約束を守るのは簡単ではない」(意訳)
ゴロゴロ、という天の怒りにちょっとうんざりしながらも、殺してしまった代わりを探しに出るノア。
"One company works hard to come through!=「乗り越えるために一つの会社ががんばっています」(意訳)
そして最後のテロップには、"Consider it done"=「成し遂げたも同然」(意訳)のタグラインが。
笑えるけど、そこはかとなくどこか虚しい。でもインターナルに向けて努力している姿勢はうかがえる。あなたはこのコマーシャル、どう評価しますか?アメリカからでした。
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